ベネフィクスの特徴について

ベネフィクスを使用される患者さんとそのご家族の方に、知っておいていただきたいことをQ&Aとしてまとめました。

監修医師
産業医科大学 名誉教授 白幡 聰 先生
Q1ベネフィクスとはどのような薬ですか?
A1

ベネフィクスはプラズマ/アルブミンフリー製法で製造された、リコンビナント第Ⅸ因子製剤です。

ベネフィクスは血友病B患者さんの出血を抑える薬として開発された、リコンビナント(遺伝子組換え)第Ⅸ因子製剤です。病原体の混入を抑えるプラズマ/アルブミンフリー製法で製造されており、ヒトや動物の血液を介する感染症の心配がありません。
1997年の発売から約20年にわたり使われている薬で、欧米諸国や韓国・台湾などを中心として世界80の国や地域で使用されています。

Q2ベネフィクスの開発目的は?
A2

ウイルスなどの病原体の混入を避けるため、ヒトや動物の血液を使わないベネフィクスが開発されました。

これまでの第Ⅸ因子製剤は献血によって集められたヒトの血漿から製造されており、ウイルスの不活化や除去が行われているものの、血液を介して感染するウイルスなどの病原体が混入する危険性をなくすことはできませんでした。そのため、ヒトや動物の血液を一切使わない製剤が求められ、ベネフィクスが開発されました。
ベネフィクスは、ヒトや動物の血漿を使用しないプラズマ/アルブミンフリー製法で製造されていますので、血液を介する感染症の心配がありません。

ウイルスの不活化

ウイルスを加熱したり、薬品処理することによって、病原体としての活性を無くすことをいいます。

血漿

プラズマともいわれ、血液から細胞成分(赤血球、白血球、血小板)を除いた液体成分のことです。

アルブミン

細胞や血液中に豊富に含まれるタンパク質の1つで、血液凝固因子製剤のなかには、製剤中での凝固因子のはたらきを長持ちさせるために血漿由来のアルブミンを使用しているものがあります。

Q3ベネフィクスは世界でどれくらい使われていますか?
A3

ベネフィクスは、海外では欧米をはじめ、世界の80の国と地域で使用されており、20年にわたる使用実績があります。

ベネフィクスはリコンビナント第Ⅸ因子製剤として、欧米を中心として世界各地で使用されています。アジアでは韓国、台湾などで使用されています。

世界での使用実績

社内資料:ノナコグアルファの世界での使用実績