使用方法について

ベネフィクスを使用される患者さんとそのご家族の方に、知っておいていただきたいことをQ&Aとしてまとめました。

監修医師
産業医科大学 名誉教授 白幡 聰 先生
Q1ベネフィクスを注射するためにどんな準備が必要ですか?
A1

注射時には薬剤と注射に必要な器具のセット、駆血帯、電話、時計をご用意ください。

ベネフィクスは溶解液入りロック式注射器やフィルター付きバイアルアダプターなど、さまざまな工夫により、溶解操作の手順が少なく、簡便に使用できるようになっています。
なお、注射時には駆血帯、電話、時計をご用意ください。

※ 3000IUを超える量を注射するときや、2本以上を一度に注射するときの溶解操作の手順については、主治医の先生にご相談ください。

ベネフィクス静注用/ベネフィクス静注用輸注セット
Q2ベネフィクスの溶解液量は?
A2

1瓶の溶解液量は4規格いずれも5mLです。

ベネフィクスは高用量を使用する場合でも注射にかかる時間が少なくて済むように、500IU、1000IU、2000IU、3000IUの4規格いずれも溶解液量は5mLになっています。ベネフィクスを使用する際は、1分間に4mLを超えない速さで注射するようにしてください。
また、溶解液は注射器に充填されており、溶解操作が清潔かつスムーズに行えるよう工夫されています。

500IU/1000IU/2000IU/3000IU/溶解液入りロック式注射器
Q3翼状針にフィルターをつける必要はありますか?
A3

必要ありません。

ベネフィクスの製剤バイアルと溶解液を入れたシリンジをつなぐバイアルアダプターにはフィルターが組み込まれているため、万が一、バイアルにゴムの破片等の異物が入り込んでも注射器に吸入される心配のない安心設計になっています。
翼状針にフィルターを付ける必要もなく、スムーズな注射操作が可能です。

Q4ベネフィクスの保存は?
A4

ベネフィクスは、室温(1~30℃)で保存できます。
溶解前に常温に戻す時間が要りませんので、注射の準備時間が短くなります。

  • 凍結は避けてください。
  • 直射日光のあたる場所、高温になる恐れのある自動車の車内などには置かないようにしてください。
  • 薬液溶解後は、速やかに使用してください。
    溶解後に直ぐに注射ができない場合は、室内で保存し、3時間以内に使用してください。
    例)血管が見つけられない、子供が注射を嫌がるなど
Q5ベネフィクスを持ち歩くときに注意することはありますか?
A5

ベネフィクスは、コンパクトなパッケージで持ち運びに便利です。
また、製剤は耐水性が高い保護パッケージに入っています。

  • 職場で使用する場合や旅行などの場合には、高温にならない場所であればカバン等に入れて持ち歩くことができます。
  • 気温が高い時期に製剤の持ち運びをする場合は、保冷バッグや保冷剤を利用してください。
  • ベネフィクスは製剤と輸注セットの2つの容器に分かれています。
ベネフィクス静注用輸注セット/ベネフィクス静注用製剤セット
Q6血友病について、もっと知りたくなったら?
A6

ウェブサイト「ヘモフィリアライフ」では、血友病に関するさまざまな情報が掲載されています。
また、ベネフィクスに関する情報や使用方法などをまとめた冊子もご用意しておりますので、医師・看護師・薬剤師などにお気軽にお問い合わせください。

血友病関連情報サイト ヘモフィリアライフ/ベネフィクス情報冊子